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2006年01月10日[Tue]

木村屋--イチゴパン。

木村屋--イチゴパン。


木村屋、今月の新作!
今月は“ストロベリーフェア”だそうです。
おつとめ品”。
なかなか粋な表現じゃ、ありませんか?

これ、実はおつとめ品です。
数々あったおつとめ品の中から、
こちらのイチゴパンにおつとめに来て頂きました。

おつとめに至って、
わたしは店主に100円を支払いました。

たった100円で、わたしの元へ出稼ぎに来てくれたイチゴパン。
本来なら、136円のところを、
“特別価格”の100円です。

「ええ、いいんですよ、、。
 わたしはこう見えて、“明日まで約束された命”、、。
 生まれたての若人より、少々至らない点があるかと思いますが、
 最後まで、つとめさせて頂きます。」

しかし、ここの店主ときたら!
悪代官より、悪ときた!!

おつとめ品100円、とデカデカとシールが貼られていながら、
このわたしに、こともあろうか!!
136円を請求してきたではありませんか!!

「ちょいとあんた!!
 どこに目ぇ、付けてるんって云うんだい!
 このあたしに136文(円)も支払えってかい?
 とんでもない悪党だねぇ!!
 ここに、100文(円)って書いているじゃないかい?
 これが目に入らないって云うのかいっ!?」

「はっはっはっ!!
 こりゃ、まいったっ!!
 一本取られたっ。
 いやぁ~お客さん、まさかお客さんのような方が、
 わざわざおつとめ品を気に入ってくださるなんて、
 こちとら思いもしませなんだ。
 いやぁ~、失礼致しましたな~。」

と云うわけで、無事差額の36円は返してもらいました。

別のスーパーなら、
“命の期限”当日に暇を出される菓子パンがほとんどなのに、
こちらのスーパーは、1日前です。
なんとも心憎いじゃありませんか。

残り1日の命なら、
華麗に咲かせてくれよ、
イチゴパン!!

(ほんとうの店員さんは、よく教育された方だったので、
 かなり丁重に返却して頂き、ちゃんとお詫びのことばも云って頂きました。)

木村屋--イチゴパン。


“「木村屋」伝統の酒種風味の菓子パン生地で
 いちご風味のクリームを包み
 いちご風味のビスケット生地を被せ
 メロンパン風に焼き上げました。”

~風”。

メロンパンが苦手と分かっていながら、
なぜわたしはこの“メロンパン風”のイチゴパンに手を出してしまったのか!!

それは、“メロンパン風”だから。
~風”に、惑わされました。

 <~風>
 意:やり方で。
 例:あんな風に書け。
 (三省堂国語辞典より)

つまり、○○と同じようなやり方で真似はしているが、
決して根本的なことは違う、という意味でしょうか、、。

アーデルハイド!!
 なんですか、そのスープの食べ方は!!
 よくご覧なさい、こういう風にしてスープは食べるのですよ。」
「ロッテンマイヤーさん、ハイジにはまだ難しいわ。」
「いいえお嬢さま。ゼーゼマン家にいる以上、
 徹底的にマナー、常識は教育させて頂きます。」

この場合、ロッテンマイヤーさん風に真似してスープを食べたところで、
ハイジは決してロッテンマイヤーさんにはなれない。

つまり、このイチゴパンは“フェイク”なだけで、
メロンパンとは本質が全く異なる、ということである。

さらに、他の種類のメロンパンは、
“イチゴメロンパン”や“巨峰メロンパン”など、
○○メロンパン、を名乗っていることが多い。

その場合、本質はメロンパンだけど、
味はメロンではなく、別のもの
ですよ、
ということが伺える。

こういった点からも、
このイチゴパンはメロンパンとは一線を画している
ということが証明される。

ということを、延々とおつとめ品のワゴンの前で、
考えていました。

数学は苦手でしたが、証明は得意でした。
つまり、“理屈っぽい”とでも云うのでしょうか。
こんなわたしは、簿記と流通経済の資格を持っています。
(なんら、関係ありませんが。)

まあ、購入の最後の決め手は、
やはり36円引き、ということでしょう。
よって、136円だったら、
絶対に買っていなかったことでしょう。

♪単純さに、負けた~、
 いいえ~、安さに、負けた~♪

木村屋--イチゴパン。


袋を開けると、何やら他のイチゴのパンとは異なる匂いがしてきます。

いままでのイチゴ系のパンは、
ジャムの酸味だったり、ちょっと人工っぽい甘い匂いがしていましたが、
このイチゴパンは、何やら香り高いです。

甘味と酸味を兼ね備えた、
でもそれだけではない、
ちょっと品のあるような、、、。
そんな、良家出身のお嬢さま(?)のような香りがします。

そんな期待に胸膨らませてみましたが、
所詮、おばあさんに変装したところで、
オオカミはオオカミ
なのです。

おばあさんと赤ずきんちゃんを食べたところで、
8時ちょうどの“あずさ2号”でやって来た、
ただの通りすがりの狩人に、
腹を裂かれ、石を詰められるのがオチなのです。
(あ、“狩人”違いでした。)

生地は、やはりメロンパン生地でした、、。
“本質は違うさ”なんて、理屈付けていましたが、
やはりメロンパンでした。

パッサリしています、、。
ふわふわしてはいますが、
水分少なめで、パッサパサです。
食べると、“シャッ”という、乾いた音がします、、。

これが、わたしがメロンパンが苦手な所以です、、。
味もあまり好きではありませんが、
このパサパサ感が、心までかさついてしまいそうで、
切なくなります、、。

心まで、切なくなるのよ、メロンパン

“「木村屋」伝統の酒種風味”ってのがよく分かりませんが、
パサパサであることは、確かです。
至って、ふつうのメロンパンの味です。
そこには、特別な感じはありません。

一方のビス生地は、しっとり、と云うか、
ねっとりしています。
ぺっとり、とでも云えるのでしょうか。

遊びのつもりで付き合うと、
地獄の果てまで付いて来るので、
大物ミュージシャンのような“火遊び”は、
お気をつけください。

例え、美樹ちゃんが許しても、
静岡出身の保坂尚希さんが、
どんな“エクスキューズ”も許しません


味は、思ったよりイチゴ味はしません、、。
まあ、メインは中のクリームなんで、
所詮外野のビス生地は、ピッチャーほどの華やかさはないのです。

でも、わたしはイチローさんの演技は、
なかなかのものだと感心しました。
あの、田村正和さんと肩を並べても、
引けを取らない。

やはり、もとから華がある人は、
どこを守っても、何をやっても、華があるのです。

木村屋--イチゴパン。


メインのイチゴクリームですが、
よ~く見ると、種のぶつぶつが入っています。
これには、木村屋さんの気合が伺えます。

たっぷりクリームは、柔らかでありながら、
弾力
があります。
もっちりというか、ねっとりというか、まったりというか。

一度口にすると、
舌にまとわり付いてきます。

狙った獲物は決して逃がさない。
そんな、凄腕おかっぴきのような、
“わざ”を持った、イチゴクリームです!!

いや、このねっとりっぷりは、
大蛇とでも云うのだろうか、、。

一度掴んだ獲物は決して離さない。
長いボディーでまとわり付き
じわじわを相手を締め付け
さんざ真綿の如く苦しめた挙げ句、
息の根を止める、、。

嗚呼、なんとも恐ろしい。
動物の、“生”に対する本能は、
ここまで凄まじいものなのかっ!!

そして肝心の味は、、。

あ、旨い。)

旨いものは、旨いのです。
なんと表現、形容しようとも、
旨いしか、云いようがないのです。

先月から、各菓子パンメーカーはこぞっていちごフェアをやっていますが、
それらのクリームとは、一味も二味も違いますっ、、!!

なんか、“いちごのシャーベット”のような味がします!!
甘味より、酸味がちょっと強い
でも、上品な甘味もちゃんと味わえる、、。

これは、シャーベットの本場、
イタリアーノも驚愕することでしょう!!

おそらく、フィレンツェでわたしをナンパしてきた、
“ルイージ
”も、腰を抜かすことでしょう。
(残念ながら、マリオは一緒ではありませんでした。
 きっと、ピーチ姫を救うため、孤軍奮闘、
 クッパ大王と戦っていたのでしょう。)

嗚呼、これがメロンパンでなければ、、。

コッペパンとか、ふつうの菓子パンの生地だったら、
どんなに良かったでしょう、、。

お嬢さん、そんなパッサパサの生地に、
まったりねっとりのイチゴクリームは、駄目だよ。
折角のイチゴクリームが泣くよ。
いい?ちょっとCM行くから、そのまま受話器持っててよ。

と、みのさんも、イチゴクリームの行く末を案じて、
おちおち入院もしていられないことでしょう。

与謝野晶子も、これから戦地へおもむく弟の身より、
パッサパサ生地のもとへ嫁いでしまったイチゴクリームを思い、
こう、詩を書いていたことでしょう、、。

君、メロンパンであろう、なかれ


購入価格:100円。

【栄養成分表(1個あたり)】
エネルギー:328kcal
たんぱく質:6.0g
脂質:8.7g
炭水化物:56.3g
ナトリウム:174mg


【オススメ度】★★★☆☆
(クリームは5つ★です!)
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スレッドテーマ: 菓子パン,グルメ

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