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2006年03月19日[Sun]

木村屋--桜あんぱん。

木村屋--桜あんぱん。


木村屋、今月の新作っ!
まだまだ桜は、つぼみのようです、、。

桜の開花宣言が出たものの、寒がりのわたしにとっては、
まだまだ暖房とひざ掛け用のミニ毛布は欠かせません。

(ほんとうに、桜は開花したんだろうか、、。)

と、いつものようにチャリんこを走らせながら、
桜の存在を確かめるように、あたりをキョロキョロしていると、
母校である小学校へ続く歩道の両脇に、
ようやく眠りから覚めた薄ピンクの桜の花が、
数本ながらも、ちから強く、空に向かって両手を広げるように、
咲き誇っていました。

(おうっ、、。春だね~、、。)

と、しみじみと春の到来を知らせる使者に魅入っていると、
やはり、空腹を知らせる使者も、呼応するわけで、、。

そんなのほほ~んとした気分でわたしが向かったのは、
“例の”、生協のスーパーです。

例の、と云うのは、ここのスーパーはわたしにとって、
ある意味、戦場なのです。

(*生協物語、参照。)

なぜ、わざわざ苦戦して、生協に行くのか、、。
それは、木村屋のパンが、他店より安く売られているからです、、。

割安ならば、時に己のプライドも捨てなければなりません。
プライドとは、案外もろくも崩れるものなのです、、。

しかし、今日のわたしは、自信がありました。

それは、手には本を4冊も抱え、
小さなバッグをななめ掛けにして、後ろ側に向けていたのです。

(ふふっ、、。これならきっと店員さんは、
 “嗚呼、この人は、荷物をたくさん持っているから、
 レジ袋が必要なんだろうな~。”と、思うであろうよ。)

と、密かにほくそ笑んでいたのです。

しかも、ななめ掛けバッグを前方ではなく、
後方に掛けていたので、店員さんからには、
バッグの存在が確認出来ない可能性か高いのです。

勝率は、8割くらいでしょうか。

わたしは桜あんぱんと、もう1つの菓子パンを選択し、
前回もレジを売ってくれた爽やか好青年のところへ向かい、
2つの菓子パンを台に置きました。

(さあ、青年っ!キミは一体、わたしのこの状況を、
 どう判断するかっ!!)

青年と独身おんなの、仁義なき戦いがいま、はじまるっ!!

青年「いらっしゃいませ。」
丁寧に、深々とおじぎをする青年。
独女、軽く会釈。

青年「2割引きで、84円が2つで、168円になります。」
独女、青年の行動を意識しつつ、財布から小銭を出す。

青年「袋、要りますか?」
独女「はいっ!お願いしますっ!」

カンカンカ~~~ンッ!!

完勝である。
実にあっさりと、レジの青年をノックアウトしました。

こんな早業、亀田興毅選手だって、
達成出来ません。

青年は、菓子パン2個を、少し大きめの袋に入れ、
取っ手となる部分をくるくるっと巻いて、
わたしに手渡してくれました。

(嗚呼、青年よ、、。キミは、きっと将来、
 人生において、大きな成功を成し遂げるであろう。)

ここは、青年の肩でもぽんっ!と叩き、
「まあ、頑張り給え。」
と、激励でもしたいところです。

まあ、わたしのような独身おんなが励まさなくても、
青年は汗水垂らして(?)、労働しているわけで、、。

青年は、ふたたび深々と丁寧にお辞儀をして、
「ありがとうございました。」
と、挨拶してくれたのでした。

わたしのこころは、開花した桜のように、
実に晴れ晴れとした気分なのでありました。

木村屋--桜あんぱん。


“「木村屋」伝統の風味ある酒種生地で、
 伊豆産桜葉のパウダーをブレンドした
 『桜あん』を包んで焼き上げたあんぱんです。
 春の味わいをお楽しみ下さい。”

伝統の酒種とやらが、一体何物なのかと思いきや、
ご丁寧に袋に説明が書かれていました。

しかし、長い説明なので、要約してみると、
手間を掛けて作った、と云うことです。
(って、まとめ過ぎか、、。)

ピンクの袋から見える、丸々ぷくっとした生地は、
それだけで食欲をそそられます。

食べ物は、味がいちばんだけれども、
まずはじめに欲求を刺激するのは、視覚です。

よって、いかに美味しそうに見えるか、
というのは、食の最大のテーマでもあります。

この桜あんぱんは、実にシンプルながら、
食欲を刺激するすべての重要要素を兼ね備えています。

シンプル、イズ、ベスト、とは、
上手く云ったもんです。

そんな生地を袋から取り出すと、
光り輝く、つるつるとした表面が、
とっても触り心地がいいです。

小学校入学前に、あたまをつるつる坊主にされた、
そんな新入生
のような、若々しさすら、感じさせます。

生地は小ぶりながらも、
ずっしりとした重量感
があります。

小柄ながら、ヘビーな笑いを提供してくれる、
猫ひろしのような、桜あんぱんです。

「ずんっ!」
「にゃ~っ!!」

大は小を兼ねると云いますが、
小は常に大をカバーしようとするのです。

小さくとも、大きいものに負けないものを見つけ、
それで大に勝負しているのです。

頑張れっ!猫ひろしっ!!
と、わたしが云わなくとも、猫は頑張っています。

そんな、ヘビー級の生地ですが、
しっとりとしていて、非常に木目が細かいです。

柔らかいのですが、ふんわり感ではなく、
ぎっしりとしています。

スカスカのりんごは味気ないですが、
ジューシーでぎっしり実が詰まったりんごは、
食べ応えがあるってもんんです。

そんな、ジューシー感のある、ぎっしり生地です。

(ちなみに、りんごは密入りがいいよねっ!)

生地からは、ほんのりとした甘味を感じます。
これは、お砂糖やミルクなどの甘味とはちょっと違います。

ふつうのお砂糖なのかもしれませんが、
ちょっと質の違う砂糖な感じです。

これが、酒種生地ってやつなんでしょうか。

とにかく、生地に気合が入っているだけあって、
とっても満足なお味であります。

木村屋--桜あんぱん。


生地の中の桜あんは、上部に空洞があるものの、
たっぷり入っています。

そして、爽やかなピンクのあんに混ざり、
伊豆産の桜葉がちらほら見えます。

やはり、桜あんは、桜と葉っぱが相成って、
はじめて最高の味を発揮
するのです。

脩二と彰がふたりでひとつのように、
桜と桜葉も、ふたつでひとつなのです。

♪Si~、オ~レたちはいつでも、
 ふたりでひとつだぁ~った♪

脩二と彰は、実はイタリア人なのかも、しれません。

白あんと云うのは、たいていざらざらの食感なんですが、
この桜あんは、とってもなめらかです。

極力、ざらざらを取り除こうとした職人技が伺えます。

柔らかい、まろやかなあんに、
ぎっしりとした生地が、よく合います。

やさしい、女性的な顔をした彰が桜あんで、
男性的で、強い顔をした脩二が、生地でしょうか。

やはり、生地とあんも、ふたつでひとつです。

流石、♪地元じゃ~、負け知らず~♪なだけあって、
菓子パン業界では、木村屋のパンは負け知らずです。

菓子パンとは、青春です。

しかし、そんな中、の携帯電話が鳴り響きました。
嫌な予感がする~、Mi、アミーゴ~♪

桜あんの、風味が弱いのです、、。
しかも、桜葉のしょっぱさも、ほとんどありません、、、。

彰の嫌な予感は、的中したようです。

木村屋--桜あんぱん。


甘さは丁度良いのですが、
味は、ふつうの白あんに、少し香りがついたかな~、
くらいです、、。

桜あんぱんだと知らずに食べたら、
桜だと気付かないかも、しれません。

は助けに向かったものの、
どうやら間に合わなかったようです。

しかし、脩二は彰を責めることなく、
助けに来てくれたことを、彰に感謝しました、、。

♪Si~、オ~レたちはむかしから、
 この街に憧れて~♪

桜あんは、ほんものの桜に憧れていたものの、
残念ながら、この街では、
勝利を勝ち取ることは、出来なかったようです。

アミーゴ!
なんて云っている場合ではありません。

この桜あんに、最も足りなかったのは、
しょっぱさを経験していなかったことです。

青春とは、さまざまな辛酸をなめ、辛苦を味わい、
強くなるものです。

まだまだ、この桜あんぱんは、
青春と云える時期では、なかったようです。

♪そ~ぉだ~ろ~~ぉ~~♪


購入価格:84円。

【栄養成分表(1個あたり)】
エネルギー:291kcal
たんぱく質:6.6g
脂質:5.6g
炭水化物:53.5g
ナトリウム:121mg


【オススメ度:★★★☆☆】
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タグ:
スレッドテーマ: 菓子パン,グルメ

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