Pasco--黒糖と豆乳のシフォンケーキ。
“あるきっかけ”で、
過去の記憶を思い出すことはよくあると思います。
例えば、
「あっ!この味、なんか前に食べたことある!」
とか、
「このかたち、前に食べたものと似ている!」
とか、
「この匂い、なんか嗅いだことある!」
などなど。
わたしがよくやるのは、
お財布に入っているレシートから、
“このとき何を買ったのか”、
と、1つ1つ思い出すのが好きなんです。
そうすると、
(嗚呼、このとき、これを買って、
そのあと○○に行ったなぁ~。)
と、関連した記憶も思い出すのです。
でも、海馬がその記憶がどうしても取り出せないとき、
もう、脳の中は軽いパニックを起します。
視床下部が、
「おいっ、どうした海馬っ!!
はやくデータを出してくれよっ!!」
と、海馬を焦らせます。
一方の前頭葉は、
「まあまあ、海馬だって、いま一生懸命やっているんだ。
そう、焦らせてはいけないよ。」
と、視床下部をなだめるのですが、
それがかえって、海馬には圧力となり、
益々パニックを起すのです。
そうなると、前頭葉でもパニックを抑えることは出来ません。
海馬のパニックがストレスとなり、
いわゆる、“イライラ”に発展するわけです。
イライラになると、益々思い出さないと気が済まないので、
また、海馬にプレッシャーとなります。
こうなると、もう、悪循環です。
で、ここまで来ると、もう一度、
“きっかけ”の原点に戻ります。
匂いを嗅いだなら、
もう一度匂いを嗅いでみるわけです。
そうすると、海馬がいままでの作業をゼロに戻し、
もう一度、原点からデータを探しはじめます。
♪ゼロからキミにな~ればいい、ジャジャンッ、
To be yourself, baby~♪
と云うV6の歌がありましたが、
まさに、そんな感じです。
一旦ゼロに戻ると、案外海馬は落ち着きを取り戻し、
作業はスムーズになる気がします。
そんなこんなで、わたしは自分でも無意識に近い状態で、
海馬に喝を入れ、たまにストレスと戦いながら、
脳を鍛えています。
そんなわたしがいま、いちばん欲しいものは、
ニンテンドーDSですっ。
“黒糖と豆乳入りのシフォンケーキに
豆乳クリームをはさみました。”
袋から生地を取り出して、
いつものように生地の匂いを嗅いでみたわけですが、
なんか、
(嗅いだことのある匂いだなぁ~。)
と、記憶のデータを司る海馬が、
フル回転でその記憶をさがしはじめたのです。
“黒糖と豆乳のシフォンケーキ”なのだから、
黒糖の匂いなんじゃ、と思いましたが、
まあ、そう云われればそんな気もするのです。
でも、はじめから“黒糖”と知らなかったら、
果して黒糖と分かるだろうか、と訊かれれば、
「う~~ん、どうでしょう~。」
と、長嶋さんも首を傾げてしまうと思います。
(なんだっけ?なんだっけ?)
と、この生地を凝視しながら、
ひたすら過去のデータを思い出そうとするのですが、
逆に、はじめから“黒糖”と認識していると、
そのデータが邪魔をして、なかなか思い出せなかったりします、、。
そういうときは、ワンコの如く、
ひたすら匂いにだけ、集中します。
くんくん、くんくん、嗅ぎまくります。
もう、シナプスはうずうずしています。
そんなこんなで、わたしが思い出した記憶は、
同じPascoの“もちっとロールコーヒー”です。
もう、5ヶ月以上前のデータになると、
倉庫から取り出すのも、一苦労ってわけです。
(あ~っ、、やっと思い出したよ~!)
と、“脳内サプリ”の如く、
「すっきり~、すっきり~。」
と、云いたくもなります。
しかし、すっきりと同時に、脳の疲労感を覚えるのも、
確かであります、、。
果して、脳は活性化しているのか、疲労しているだけなのか、
独身おんなの域を越えた(?)、未知なる世界ってわけです。
でも、脳は糖分のみを栄養としているらしいので、
菓子パンと過去の記憶と云う組み合わせは、
案外、理にかなっている(?)のかも、しれません。
菓子パンと記憶の理って、なんだよ、、。
と云うわけで、黒糖のケーキなのに、
全く畑違いのコーヒーのような香りがします。
これは、狂言師であるはずの和泉元彌さんが、
ハッスルマニアに出場するくらいの畑違いです。
はたもや、本来、裏方的存在であるセッチーが、
誰よりも目立っていることくらい、お門違いってもんです。
あ、それとは違うか、、。
生地は、ふんわり、ほわほわしています。
よ~く見ると、細かな気泡がたくさんあります。
そこに、ナイフを入れると、
“しゃわっ”と音をたてるわけです。
♪しゃわわ~、しゃわわ~、しゃわわ~♪
黒糖の原料は、さとうきび、ですか?
食感は、とっても軽やかです。
浅田真央選手のジャンプのように、
軽やかです。
ぱっさりしているわけでもないんですが、
もぐもぐして、ごっくん、すると、
非常に喉が渇きます、、。
乾いたスポンジが、よく水を吸収するように、
このシフォンケーキも、わたしの口腔内の水分を、
激しく吸収します。
それとは反して、人間の肌と云うのは、
一旦乾燥すると、なかなか水分を吸収してくれません。
老化とは、なんとも切ない現象であります、、。
生地の匂いは、黒糖でありながら、
コーヒーっぽくもあったのですが、
味も、まあ、そんな感じです。
お口に生地を入れて、しばしもぐもぐしていると、
やはり、“もちっとロールコーヒー”を思い出します。
でも、ごっくんすると、お口の中の後味は、
なんとなく、黒糖の風味があるのです。
♪なんでだろう~、なんでだろう~♪
ほんと、なんでだ、なんでだろう~、
です。
“なんでだろう~?”と思うと、
そのこたえを追及したくなりますが、
この黒糖と豆乳のシフォンケーキの場合、
わたしには解明する術がありません。
ただの気のせい、
にするしか、方法はありません、、。
♪盗んだバイクで、走り出し~、行き先も~、分からぬまま~♪
この生地の味の謎も、どこにたどり着くのか、
全く見当がつきません。
そんな、15、ではなく、
2■の夜、でした。
生地の間には、豆乳クリームがはさまれています。
生地同様、クリームもとろとろ、柔らかくて、
ふわふわの生地とよくなじみます。
なんか、この豆乳クリームも、
(食べたことあるなぁ~。)
と思いきや、
これまた同じPascoの“もちっとロール豆乳”を思い出しました、、。
ひょっとして、皿回し、ではなく、
使いっぱしり、ではなくて、
使いまわしってやつですか、、?
まあ、同じPascoさんなんでね。
別に、苦言はありません。
モーニング娘。で元メンバーが歌っていたパートを、
現メンバーが歌ったって、同じモー娘。なんだから、
なんら可笑しいことは、ありません。
よって、このクリームが例え、使いまわしであったとしても、
モー娘。は、誰も文句を云わないでしょう。
いや、モー娘。はPascoとは無関係だった、、。
クリームは、なんかつるつるしています。
オイリーな、感じです。
生地は(乾燥でもないですが)もっさり、
クリームはオイリー。
まさに、わたしの肌質と同じです、、。
Tゾーンはベタつくのに、
水分は極めて少ない、、。
この黒糖と豆乳のシフォンケーキは、
わたしに食べろ、と云わんばかりの、ケーキのようです、、。
よって、わたしがこれを選択したのは、
単なる偶然ではなく、必然だった、と云うことです。
そんな、生き写し(?)のようなシフォンケーキですが、
クリームの量が少なめです、、。
はじめは、豆乳クリームの味がするのですが、
すぐに生地に味が吸収され、そして、
お口の中は生地の味で支配されます。
信長を、本能寺で討ったと云うのに、
すぐさま秀吉によって滅ぼされた明智光秀のようなクリームです、、。
光秀、無念なり。
豆乳クリーム、哀れなり。
そんな、光秀と秀吉を連想させる(わたしだけ)シフォンケーキですが、
バックボーンは全く相反する両者ではありますが、
唯一、共通している点が存在します。
それは、“甘い”と云うことです、、。
生地も豆乳クリームも甘いので、
お口の中が、甘々になってしまいます、、。
♪あ~まさ(甘さ)じゃないのよ、シフォンは、はっはぁ~♪
明菜さまだって、これじゃあ、ぷんぷんですよっ!
黒糖なんだから、甘いのは当然と云っちゃあ~、
当然なのかもしれません。
しかし、原材料を見ると、
そこには黒糖以外に“砂糖”と書かれています、、。
そうか、、。
黒糖オンリーじゃあ、なかったのか、、、。
どうやら黒糖は、
♪もっと、もっと、特別な、オンリーワン♪
には、なれなかったようです、、。
購入価格:100円。
栄養成分表示:なし。
【オススメ度:★★★☆☆】
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スレッドテーマ: ケーキ,グルメ
もた(04/09)