モンテール--ミルクの手巻きロール。
ロールケーキの、(勝手な)食べかた。
まず、ケーキを横に寝かします。
そして、生地が巻かれた部分の端っこから、
巻き巻きを剥がすように、
ぐるぐるっと中心に向かって食べていきます。
ひらがなの“の”、で云えば、
“の”を逆に書くように、食べていきます。
とくに、この食べ方が良法であるとは、云えません。
しかし、巻かれたものをはがしたくなるのが、
人情ってもんです(?)。
メニューなどの、訂正シールをはがしたくなるのが、
人情ってもんです、、。
冷蔵庫に、シールを貼りたくなるのが、
こどもの心理ってもんです(?)。
と云うことで、
この食べ方は単に個人的な癖みたいなものに過ぎません。
癖とは、なかなか治らないものでして、、、。

“卵たっぷりのしっとりロール
口溶けの良いミルクホイップ。”
こどもの頃、よくスイスロールをおやつで食べたのですが、
実は、あまり好きではなかったのです、、。
なんか、やたらクリームが甘いし、
生地はぽっそぽそで、これまた甘いし、、。
よって、ロールケーキには、
あまりいい印象はありませんでした。
しかし、このモンテールのロールケーキを見たとき、
(これは、食べるでしょう〜っ!)
と、思ったのであります。
なぜなら、見てからにして、
美味しさが伝わってくるじゃあ、ありませんかっ!
しかも、なんか、赤いステキな箱に収められているし、、。

このロールケーキが、とっても大事に育てられた様が、
ひしひしと伝わってきますっ!
生地は、すんご〜〜〜い、ふんわふわっ!ですっ、、!
ふわふわの、最上級ですっ!
これほど、ふんわふわの生地を食べたのははじめて、
と云っても、ジュゴン、、じゃなかったっつ、
過言では、ありません。
ふんわりとしていながらも、しっとり感もあり、
と〜〜っても木目が細やかです。
口当りはかなりなめらかで、
お口に入れると、すぐにしょわ〜〜〜っと、
溶けてしまいます。
もう、文句のつけようのない、良質の生地です。
どこを食べても、褒めことばしか、浮かびませんっ!
「奥さまの、どこに惹かれたのですか?」
「いや〜っ!恥かしいな〜。
彼女はね、美しいだけではなく、性格はどこかふんわりとしていながら、
実に細やかな部分にまで気を遣う、まさに良妻ですよ。」
そんな、新婚さんのおノロケのような、スポンジ生地ですっ!
これはもう、イエス・ノー枕でも、持って帰ってもらいたいですね。
思わず三枝師匠も、
「いらっしゃ〜〜いっ!」
と、ウェルカムしたくなる生地ですが、
あまりたまご味はしませんが、ほのかで、
上品な甘味があります。
決してお邪魔はしないから〜、
みたいな、実に爽やかな甘味です。
その甘味の中に、ほわっと、洋酒の香りもします。
こちらも、微かな香りで、
決してお邪魔はしないから〜、
の味です。
この洋酒の風味は、よ〜く、味わわないと感じられませんが、
そういう細かい部分に気を遣っているのが職人気質ってもんです。

一方の、新庄選手のように真っ白なクリームは、
ちょっと硬めの8分立てくらいですが、ほわほわです。
生地同様、とってもなめらかで、
お口に入ると、熱で生地と一緒に、さ〜っと、
溶けてしまいますっ!
(おおっ、溶けてしまったよぉっ!)
なんとも、口惜しい、口溶けのよいロールケーキです。
味は、甘いミルク味で、生地と相性がとっても良いです。
クリームのみだと、ちょっと甘いかな、
と思いましたが、生地にさほど甘さがないので、
生地と相成ると、実に全体の甘さが丁度よくなります。
やはり、生地とクリームの相性が一致して、
はじめて良いケーキと云えます。
どちらかが過剰に良くても、
全体のバランスが良くなるとは、限りません。
ときに、どちらかが引くことも、肝要です。
人間関係も、互いに強情を張り合うのではなく、
ときに引いてみることも、良い関係を維持するには、
肝要であります。
人間もケーキも菓子パンも、引き算が必要なときも、
あるのです。
栄養成分表示:なし。
【オススメ度:★★★★☆】
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junku(10/29)