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2006年05月16日[Tue]

木村屋--チョコバナナむしケーキ。

木村屋--チョコバナナむしケーキ。


木村屋、今月の新作っ!
バナナの香りが、効いてますっ。

にほんごの、不思議。

にほんごは、周知のとおり、ひらがな、
かたかな、漢字の3種類が存在します。

漢字は、平安時代、中国から伝わり、
かたちが崩されて、ひらがなが誕生しました。

その当時は、漢字は“おとこ文字”、ひらがなは“おんな文字”と呼ばれ、
ひらがなは、人のこころや気持ちを表現するのに適切な文字だったことから、
紫式部、清少納言、和泉式部などの女性が活躍した、
と云われています。

ことばひとつにしても、漢字、ひらがな、かたかなでは、
受ける印象は異なります。

たとえば、漢字は、角々しているので、
硬い印象を受けます。

ひらがなは、流れるような、やわらかい文字なので、
やさしい印象を受けます。

そして、かたかなは、外来語などに使われるので、
洋な印象を受けます。

この“チョコバナナむしケーキ”を見たとき、
わたしは思わず、蒸しケーキとは異なる印象を受けました。

これは、先日頂いた、同じく木村屋の“メロンむしケーキ”のときも、
同様に感じたことでもあります。

名前の中の、“むしケーキ”に注目して頂くと、
蒸しが、むし、になっています。

このことで、一見、やさしい、
可愛らしいケーキのような印象を受けます。

しかしっ!
この、“むし”ケーキ、、、。

”を連想したのは、この独身だけなのでしょうか、、、。

むし、ムシ、、。
ひらがな、かたかな共に、
どうしても、“虫”をイメージしてしまうのですが、
いかがでしょう、、。

あるいは、ムシキング、、?

“蒸しケーキ”と、“むしケーキ”。
やはり、ケーキ、ときたら、“蒸し”でしょうっ。

木村屋さんにしてみれば、やわらかい蒸しケーキには、
やわらかい印象の“むし”が適切だと思われたのかもしれませんが、
世間的に、“蒸しケーキ”は漢字のほうが多く使われているのだから、
そこはやはり、“蒸し”であって頂きたいところです。

細かいところまで気にするこの独身にとって、
この問題は、いささか、むし(無視)出来ない、事柄であります。

木村屋--チョコバナナむしケーキ。


チョコの味わいがいっぱいの生地にバナナ風味の生地でマーブル模様を描いて、
 ふんわり蒸し上げたむしケーキです。”

“蒸し上げたむしケーキ”、、。
“蒸し上げた、虫ケーキ”、、、、。

いや、“蒸し上げた、蒸しケーキ”です。
にほんごって、面白いですね~。

先日、木村屋の“メロンむしケーキ”を購入するさい、
この“バナナチョコむしケーキ”と、さんざ悩み、
結果、“メロンむしケーキ”を先攻(?)したわけですが、
昨日、スーパーCで、2割引きのところを、見事、
“捕獲”したわけでありますっ。

菓子パン界のムシキング、とでも、呼んで頂いて結構ですよ。

とくに、木村屋さんの菓子パンは、
他の菓子パンより、いささか割高なこともあるので、
割引されていると、買わずにはいられないってもんですっ。

♪I can stop!the 割引~、
 おさ~えられ~ず、木村屋が~、と~ま~ら~なぁ~い~♪

そこにあるのは、哀しみ、ではなく、
喜びぃ~!であります。

さて、にほんごの四字熟語には、
喜怒哀楽、と云うものがございます。

2割引と云う、喜びを得たあとには、
、が待ち受けているのです、、。

割引と云うことは、袋には割引シールが貼られているのです、、。

スーパーCの割引シールは、非常に“のり”が強力故、
はがすのには、そのちからに比例する、
強力な神経を使わなければ、なりません。

端っこをはがし、そぉ~~~っと、そぉ~~~~~っと、
静かにはがす必要があります。

しかし、そっとはがしたとしても、
微妙~に、白い紙が袋にべとっと、残ってしまうのです、、。

これには、怒、ってもんですっ!

(なんで、こんなにべとべと、しているんだっ~!)

ただでさえ、空腹で視床下部がイライラ気味だと云うのに、
それに拍車をかけるように、シールは袋にしつこく、
はりついているのです。

せっかく、全神経を使い、シールをはがしても、
結果は惨敗で(?)。

それはもう、、です。

残りのべとべとを、長い爪でかりかりして、
ようやっと、すべてをはがし終えると、そこには、
、が待ち受けていた、と云うわけです。

(嗚呼、これでようやく、蒸しケーキを楽しむことが出来るよ~。)

菓子パンとは、なんともドラマティックであります。

わずか、100円未満の菓子パンを食べるまでに、
実に様々なドラマがあります。

さて、この蒸しケーキには、
どんな味のドラマが待ち受けているのでしょうかっ!

まず、袋を開けると、チョコレートアイスのような香りがします。

チョコアイスは、ふつうのチョコとは異なり、
ミルクなどの乳成分が混ざっているので、
チョコの濃厚な香りではなく、ミルクのなめらかな香りがプラスされています。

そんな、チョコアイスのような香りに混じり、
バナナの熟々の、甘い香りもします。

バナナは、そのままだと、鼻の奥がざらざらするような香りがしますが、
熱を通すと、ざらざらがなくなって、駄菓子のような、
懐かしい甘さ
へと、変化します。

バナナとは、パッションを加えることで、
より熟成された、甘さ
になるのですっ(?)!

「エヴィバディ、パッションッ!」

この場合の“みんな”とは、バナナも含まれているのです。

さて、そんなバナナのパッションを感じたところで、
生地の食感ですが、非常にふわふわしていて、
それでいて、ふにふに、ぷにぷにとしています。

それ故に、生地に触れるときに、過剰なパッションがあると、
生地が、そのちからに根負けし、凹んでしまう可能性があります。

パッションとは、ときに、相手を圧倒するちからがあるのです。

そんなパッションで、サッカー日本代表には、
頑張って頂きたいですねっ!

そう云えば、うちのおかんが以前、
近所のクリーニング屋さんで、
アレックスにサインもらって、写真も撮ってたなぁ、、。

実際に生地を頂くと、ふわふわとしていながら、
とってもしっとりとしています。

それ故、台紙をべろっとはがすとき、
生地がべとっと、紙にひっついてしまうのです、、。

こういう場合、ひっついた生地を、スプーン等でかりかりして、
ぺとぺと、ひとつにまとめて、ぱっくん、しましょう。

生地はソフトなんですが、しっとり故、
お口の中でもぐもぐすると、食感がねとねとへ、変化します。

♪わたし、ソ~フ~ト、いつまでも、ソ~フ~ト♪
ではなく、いつまでもソフトでいられないのが、
この“チョコバナナむしケーキ”です。

ねとねとだからと云っても、
いつまでもお口の中で、しつこく残るわけではなりません。

木目細やかな生地なので、口溶けがよく、
後味すっきり、あっさり
した生地でもあります。

♪きみは、すっきり、あっさり、ベイベェッ!!♪

むしパンだけどっ、OK?
いやっ、蒸しパンなら、OKです。

木村屋--チョコバナナむしケーキ。


生地は、チョコとマーブル模様のバナナで構成されていますが、
半分に切ってみると、バナナ部分は、表面だけであることが確認出来ます。

「どの面さげて、云ってるんだよっ。」
「えっ、バナナ面、ですけど、なにか?」

人は、さまざまな仮面をかぶり、
それに合わせて役を演じているわけですが、
このチョコバナナむしケーキに至っては、
バナナの仮面をかぶっている、と云うわけです。

しかも、“おへそ”付きだし。

まず、お口に生地を入れると、
バナナの甘い香りが、ふわっとお口いっぱいに広がります。

そして、もぐもぐすると、
やがて、チョコの甘味がバナナと合流します。

バナナが表面だけなので、
お味が弱めなのかな、と思いきや、
意外とバナナの存在感があります。

ある意味、主役である選手を支える役目なのに、
それ以上に存在感があるのが、亀田兄弟の父と、
アニマル浜口さん
であります。

そして、そんな両者に共通しているのが、
パッションです。

やはり、パッションさえあれば、
主役でなくても、表面だけであっても、
その強い思いは、伝わるってもんです。

「チョ~コォ~(京子)!!!」

そのチョコですが、これまた、アイスのチョコのようなお味で、
チョコのどん!とした濃厚な風味、甘さはなく、
やさしい、まろやかな甘味もあります。

この、まろやかな甘味はおそらく、
たまごが使用されている故、だと思われます。

♪たまごかなっ?ケーキかなっ?
 こっここっこ~、ぴよ、こっこ~♪

しずおか土産と云えば、“こっこ”です、よろしくっ!

そんな“こっこ”を、なぜか鹿児島出身の、
はしのえみさんがCM
をやっているのが、謎、であります。

たまごか、ケーキかを悩むまえに、
はしのえみさんがどこの出身なのか、悩まされるってもんです。

木村屋--チョコバナナむしケーキ。


さて、袋には、“チョコの味わいがいっぱい、、、”と書かれていますが、
この表現には、いささかこの独身、異議あり、ってもんです。

“いっぱい”と云うのは、たくさん、~だらけ、
盛りだくさん、超×4いい感じっ!を、意味しています。

しかし、このチョコ生地に至っては、
いずれのことばも、当てはまりません。

“いっぱい”ではなく、
“いっぱい、のつもりだったんだけど、
 出来上がってみたら、意外と、やさしいお味になっちゃったっ。”
と云う感じです。

いい風に云えば、“静かなお味”、
突っ込んで云えば、“弱いお味”、です。

チョコ好きとしては、いささかチョコ風味が足りないことは、
否めません。

やはり、パッションとは、ときに相手を圧倒してしまうものなのです。

バナナのパッションが強い故、
チョコのお味が、弱腰になってしまったようです。

弱いなら、殺してしまえ、パッションで。

信長のパッションは、強烈故、
己までも、圧倒してしまったのかも、しれません。

チョコには、信長の半分くらいのパッションがあったら、
いいのかも、しれません。

菓子パンも、パッションも、
そのさじ加減が、困難でもあり、肝要でもあるのです。


購入価格:84円。

【栄養成分表(1個あたり)】
エネルギー:312kcal
たんぱく質:6.4g
脂質:8.0g
炭水化物:53.6g
ナトリウム:52mg


【オススメ度:★★★☆☆(3.5)】
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スレッドテーマ: 菓子パン,グルメ

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