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2006年06月03日[Sat]

Pasco--レモンティーのシフォンケーキ。

Pasco--レモンティーのシフォンケーキ。


Pasco今月の新作っ!
レモンティーを忠実に再現した、シフォンです。

クリーム入りの菓子パンには、3つのタイプが存在します。

クリームを生地で包んだものと、
生地をカットして、そこにクリームをむにゅ~と入れるもの
そして、カットしないで、クリームを注入するタイプです。

後者の場合、おそらく、注射のような、
大きな針を生地にぶすっと、刺し
ちゅちゅ~っと、クリームを流し込む方式だと推測されます。

夏の厄介者、蚊で云えば、
痒みを引き起こす毒素を人体に排出する仕組み
と酷似しています(?)。

蚊の場合、確実に毒素を人体に注入しますが、
クリームの針の場合、蚊のような、“確実さ”はありません

(わ~いっ!クリーム入りだぁ~!)

と、ウキウキ気分で菓子パンに喰らいつくと、
なかなかクリームまで到達しないことが多々、あるのです。

(クリームが欲しいっ!クリームを出せっ!!)

と、カオナシのごとく、騒ぎ立てても、
クリームは一向に存在をあらわにしません。

仕方がないので、そのまま先へ進むと、
ようやっと、クリームの登場です。

しかし、期待とは裏腹に、クリームとの出逢いは、
彦星と織姫の再会より、短い
ものであります。

たいがい、注入型クリームと云うのは、
注入されたときの勢いによって、クリームが風船のように、
円形になってしまうので、生地全体に、平等に広がることがありません

すると、クリームは生地の内部で、
ダンゴムシのように丸まっているので、
なかなかクリームにたどり着くことが困難となるのです。

クリームが生地全体に広がっている場合、どこから食べても、
(おっ、クリームだ~。)
と、クリームを味わうことが出来るし、
最後まで、その存在を楽しむことも出来ます。

しかし、円形状のクリームと云うのは、
たどり着くまでに、生地のみで我慢しなければならないし、
やっとこさ、クリームが登場しても、円形故、
すぐに食べ終わってしまうし、その後はまた、
生地のみの、無粋な菓子パンとなってしまうのです、、。

クリームパンにおいて、こんなことがあっていいのだろうかっ!!

クリームパンなのに、メインのクリームを十分に満喫出来ないなんて、
こんなことが許されていいのだろうかっ!!

あなたは、おむすびを食べていて、
ひとくちで具にありつけなかった
とき、
哀しいと感じたことはありませんか?

菓子パンだって、出来るならひとくちで、
クリームにありつきたい
と思うのが、人情ってもんです、、。

この日本にはもはや、清水の次郎長親分のような、
義理人情のこころ意気がなくなってしまったと云うのだろうかっ、、!

嗚呼、なんとも嘆かわしいじゃありませんかっ、、、。

と云うわけで、この独身、
クリーム1点集中型を解消する方法を、
さくっと思案してみました。

それは、クリームを注入する針を、
分散型
にすればいいと云う、なんとも画期的な方法ですっ(?)!

針が1本だから、クリームがそこに集中してしまうのです。

それならば、BCG注射のように、
針を5~6本にして、生地にぶっさせば、
全体にクリームが行き渡るのではないでしょうか!

我ながら、これはエジソン並みの名案だと自負しています!
さっそく、東京特許許可局に申請しなければっ!

即、東京特許許可局は却下することでしょう。

Pasco--レモンティーのシフォンケーキ。



酸味のあるホイップクリームを入れ、
 粉糖をかけました。”

冷やしておいしい”んだそうです。

やはり、暑くなると菓子パンのように甘くてもさっとした食べ物は、
喉が渇くゆえ、あまり夏向きとは云えません。

そうなると、冷蔵庫で冷やして、少しでも、
さわやかさを演出したいのが菓子パン好きとしての、
こころ意気です。

しかし、冷やしておいしいのなら、
常温ではどうなんだろう、と思ってしまうのが、
あまのじゃくってもんです。

と云うわけで、1/4は常温で頂くことにしました。

なぜ、1/4なのか、、、。
これには、深かぁ~い、哀しい“ある理由”があるのです、、。

まず、袋を開けると、紅茶の茶葉の香りが、
ぶわっと広がります。

紅茶をいれたときの香りではなく、
茶葉の香りです。

流石、生地に茶葉が入っているだけのことはあります。

生地をお口に入れると、その瞬間、
紅茶の香りがぶわんっと、お口全体に広がります。

この、生地から紅茶の香りが発するときの速度と云うのは、
かの、高橋名人の16連打より、高速であります(?)。

生地の食感は、とってもふわふわ、ほわほわ軽やかで、
まるで、蝶のように舞う、モハメド・アリのようであります(??)。

♪蝶、蝶、蝶、いい感じっ、蝶、蝶、蝶、蝶、いい感じぃっ♪
です。

いい感じっ、なのですが、もそもそしている感は否めません。

しかし、シフォンケーキと云うのは、いささか水分が少なめで、
もさっとしているのが定義なので、
こればかりは、シフォン自体も、流石の独身も不可抗力(?)であります。

♪シフォンのシフォンの生地っはぁ~、(チャンチャン)、
 もっさ生地ぃ~♪

ちなみに、わたしの足は、左利きです。

生地の上には、粉糖がまぶしてあるのですが、
おそらく、これはいわゆる、“飾り”だと思われます。

♪飾りじゃないのよ、、、、♪

明菜さまも、もう、飽きましたよね~、、。

個人的には、粉糖なしでも、紅茶の茶葉のぶつぶつがあるので、
十分、視覚的にもおいしそうに感じるのですが、
それでも、やはり粉糖のほうが、インパクトがあるのでしょうか。

しかし、飾りと云うのは、“飾りの域”を逸脱すると、
ただのオジャマモン、ではなく、邪魔な存在
でしか、ありません。

飾りとしての、アーモンドやくるみと云うのは、
食感を楽しむものであって、たいしてお味に大きな影響を与えません。

一方の粉糖の場合は、甘味が強い故、
生地のコンディションによっては、
「わたしが主役よっ!!」
と、両者のあいだで、激しいバトルが繰り広げられることは明白です。

まさに、喰うか喰われるかの世界です。

この生地の場合、甘味が結構あるので、
粉糖が生地を邪魔
していることは、否めません。

しかも粉糖は、攻撃の矛先を生地だけではなく、
紅茶の香りにまで、向けはじめたのですっ!

せっかくの紅茶の高貴な香りを、粉糖の甘さが邪魔しているため、
お口の中で、香りがあいまいになってしまっています、。

レポーターがテレビ中継をしているのに、
はしゃぐこどもたちが、レポーターを押しのけて、
ピースをしたり、変な顔をしたりして邪魔をしている、
そんな感じの粉糖と紅茶の関係です。

もちろん、この場合、レポーターが紅茶で、
こどもたちが粉糖です。

こどもたちがはしゃいだ結果、
なんのレポートだったのか、まったく理解出来なかった、
そんな状況が、この“レモンティーのシフォンケーキ”の生地の中で、
繰り広げられているのです、、。

攻撃は、最大の防御”と云いますが、
粉糖に、なにを守るものがあると云うのでしょうかっ、、。

己の、存在意義でしょうか。

♪主役じゃないのよ、粉糖、はっはぁ~、
 飾りと云ってるじゃないの、粉糖~、
 見た目だけならいいけど、
 ちょっと甘過ぎるのよ、粉糖、ほっほっほぉ~♪

やっぱし、明菜さまネタは、外せません、、。

Pasco--レモンティーのシフォンケーキ。


生地の表面を見ると、クリームの“漏れ”が確認出来ます。

どうやらこのシフォンは、生地の上から、
クリームが注入
されたようです。

そして、生地を半分にカットしてみると、、、、。

Pasco--レモンティーのシフォンケーキ。


「あれっ!?声が、遅れて、聞こえてくるよ!」
ではなく、
「あれっ!?クリームが、入っていませんよ!」

生地の表面に、しかとクリームの痕跡を確認したと云うに、
クリームの実態を発見出来ないなんて、
これはいわゆる、怪現象とでも云うのでしょうか、、。

まあ、そんなはずもないので、
生地の表面の痕跡に沿って、もういちど、
ナイフを入れてみると、、、。

Pasco--レモンティーのシフォンケーキ。


ありました。

どうやら、クリームは激しく片寄っているどころか、
かなりの度合いで、1点に集中していることが、明らかとなりました。

以上の状況を考慮すると、クリームの量と云うのが、
激しく少ない
ことが推測されます。

これは、なんとも嘆かわしいことであり、
悲劇的でもあります、、。

シェイクスピアだって、
こんな結末を戯曲には用意しないことでしょう。

ソフォクレスだって、オイディプス王以上のこの悲劇を、
考えつくことは、不可能でしょう。

と云うわけで、冷やしたものと常温を比較するためには、
この1/4の生地を冷やすしか、ありません、、。

嗚呼、ここに、直径約10cmのシフォンがあると云うに、
なぜゆえ、わずか1/4のみを、冷やさなければならないのかっ、、。

これがっ、アポロンの神託と云うのかぁっ、、!

さて、軽く取り乱したところで、
クリームですが、食感は、とってもほわほわで、
水分少な目の、硬めのホイップクリームです。

お口に入れたとき、ほわほわの、なめらかクリームかと思いきや、
ほわほわが溶けてくると、クリームは別の顔を見せはじめたのですっ!

それは、“ぬるぬる”です。

たいていのホイップと云うのは、多少の油分がありますが、
ぬるぬる感と云うのは、感じません。

しかし、このホイップクリームときたらっ!
後味、ぬっるぬるで、不快指数100、ですっ!!

せっかく、生地がふわふわで、軽やかだったのに、
このぬるぬるのせいで、生地の面目丸潰れです。

「よっくも、あたいの顔にぬるぬるを塗ってくれたねっ!!」

生地さんは、怒り奮闘のご様子です。

この独身だって、
「よっくも、独身のお口に、ぬるぬるを残してくれたねっ!!」
とでも云いたいです。

クリームのお味は、はじめ甘味がして、
そのあと、レモン風味がもの凄い勢いで、追いついてきます。

このレモンは、すっぱいと云うか、
きっついです、、。

シロップ漬けにしたような、ほんのり甘味のあるレモン風味
と云う感じで、さほど、攻撃的な酸味ではないのですが、
風味自体は、きついです、、。

蜂のように刺す
そんな感じの、強さがあります、、。

このレモン風味は、一気にクリームの甘味を追い越したと思いきや、
マッハで鼻腔を抜けていきます。

まさに、嵐のように去って行くってやつです。

たいがい、酸味があると、過剰な甘さを抑制するので、
結果、いくぶんか、甘さは相殺されるのですが、
このきっつい酸味と甘さは、どうやら別世界で存在しているようです、、。

お口の中で、甘さと酸味が調和するのではなく、
個々で風味を主張しているので、相互効果と云うものが期待出来ません

故に、過剰な甘さと、きっつい酸味が、
お口の中で、どんちゃん騒ぎをしているのです、、。

かつて、こんなにまとまりの悪いクリームは、
あったでしょうか、、。

ここまで個人主義を貫かれると、
流石の独身も、両者の和解をうながす気すら、
わいてきません、、。

と云うわけで、ここは生地さんにでも、
登場して頂きましょう。

Pasco--レモンティーのシフォンケーキ。


生地とクリームが相成ると、
やはり、ここでもレモンのきっつい風味が、
せっかくの紅茶の香りを、邪魔
しています、、。

しかし、さほど心配することはありません。
なぜなら、クリームの量が激しく少ないから、です。

お口を激しく攻撃したと思ったら、
あっと云う間にいなくなる、、。

ハリケーンみたいなものです。

邪険にあつかってしまった感のあるクリームですが、
ごく少量を生地と一緒に頂くと、実に、レモンティーを連想させるお味になります。

クリームのレモン風味が、シロップのような甘味があるため、
お砂糖ではなく、ガムシロを入れたようなレモンティー風味になって、
より、リアルなレモンティーをほうふつとさせます。

イタリア人画家の作品を盗作したと云われている、
あの、和田義彦氏だって、ここまでレモンティーを、
的確、かつ緻密に再現出来ないことでしょう。

いつまでも、苦しい言い訳をし続けている和田氏には、
頭でも冷やして頂きたいものです。

と云うわけで、1/4を冷やしてみたわけですが、
結論から申し上げますと、、、。

冷やしても、別段変わりはない。”
です。

多少、生地が引き締まって、しっとりした感はありますが、
シフォンのようにふわふわ、もさもさしている生地は、
冷やしてもあまり効果がないように思えます。

ホイップクリームのほうは、
レモンのきっつい風味が、いささか強みを増した感は、否めません、、。

個人的には、常温のほうがいいと思います。

“冷やしておいしい”と、オススメする前に、もう少し、
甘さと酸味の強さとバランスを考えたほうがいいのではないでしょうか。

これは、生地を冷やす以前の問題ですっ!

冷やしたって、生地の風味も食感も変化はありません。
それどころか、クリームの酸味は若干ではありますが、
凄みを増してしまいました。

もはや、蜂のように刺す、のではなく、
カマキリのように刺す、です(?)。

生地を冷やす前に、頭を冷やして
出直してきてください。


購入価格:100円。

【栄養成分表示(1個当り)】
エネルギー:309kcal
たんぱく質:6.5g
脂質:10.2g
炭水化物:47.6g
ナトリウム:103mg


【オススメ度:★★☆☆☆】
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スレッドテーマ: 菓子パン,グルメ

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