ヤマザキ--薄皮 バナナクリームパン。
“何でも欲しがる、まみちゃん。”
むかし、マツキヨのCMで、
まみちゃんなるキャラクターを、いまやセレブ妻となった、
山口もえさんがやっていました。
ならば、このわたしは、
“何でも(菓子パンを)欲しがる、独身”と云えます。
しかし、残念ながらわたしはもえさんのように、
生粋のセレブではないので、何でも欲しがったとしても、
何でも購入出来るわけでは、ありません。
その、“何でも欲しい”ものの中から、
熟慮に熟慮を重ね、いま、いちばん必要としているものを、
取捨選択せねば、なりません。
昨日、久々に近所のスーパーMに行くと、
週末だからなのか、非常に混雑していて、
これは、菓子パン1個のみを購入するために、
長蛇の列に並ぶのは、店員さんにも、他の買い物客にも、
いささか、いやっ、大分迷惑だろうな、と思いつつも、
目の前に、はじめて見る、この“薄皮バナナクリームパン”があれば、
何でも欲しがるまみちゃんだって、独身ちゃんだって、
ぽんっ!と、キャッシュで買っちゃうってもんです。
(“キャッシュ”は、当たり前ですが、、。)
と、ここで、一応、他の菓子パンも軽く物色するわけですが、
この日は、わけあって1個しか買わない、と決めていたわけで、
そんなときに限って、ごろごろと、欲しい菓子パンが出てくるのが、
世の常であります。
まみちゃんではありませんが、
(う〜ん、独身、困っちゃう〜。)
と、内心、甘えた感じで悩んでみても、
しょせん、連れもない、独りさみしい、買い物です。
洋服屋さんなどでは、冷やかしのとき、
執拗にあれこれ云ってくるくせに、
ほんとうに購入を悩んでいるときに限って、
店員さんは来てくれないものです。
しかし、菓子パンで悩んだからと云って、
店員さんが声をかけてくれるわけもなく、
声をかけられたからと云っても、こちらとしても、
困惑するってもんです。
もし、店員さんに声をかけられるとしたら、
それは、相当、行動にあやしい点がある、
と云うことになります。
そういうときは、連れがいると、
ああだ、こうだと、いろいろ意見を云いあって、
選択の参考のひとつにもなるのですが、
独身は、おひとりさま、なので、
自分の中で、2人の人物を使い分けなければ、なりません。
1(こっちのほうは、特売で96円だよ!
しかも、胡麻の蒸しパンなんて、食べたことないでしょ!)
2(でも、薄皮は新しく出たばかりだから、
新しもの好きの独身さんなら、絶対に捨て難いを思っているはずだよ。)
1(それを云うなら、独身さんは特売好きだって!
薄皮は、特売じゃないから、いつ購入したって、
値段は変わらないよ!)
2(そうかもしれないけど、
はじめに食べたいと思ったのは、この薄皮だよ、、。
独身さんは、直感を大事にする人なんだよ。)
1(じゃあ!96円と云う安値を諦めろって云うのかっ!?)
と、云った具合に、独りで2人を演じ分け、
ディベートを繰り広げているわけです。
そして、論議の結果を冷静に分析し、
どちらがより、説得力があるかを判断するのも、
独りです。
ある意味、劇団ひとり、です、、。
そんなこんなで、胡麻の蒸しパン対、
薄皮バナナクリームパンの激しい論議の結果、
2のほうの、“新しい”と“直感”と云う表現に、
強い説得力があると判断し、結果、
薄皮を選択させて頂きました。
そして、菓子パン1つのみを手に、
レジの長蛇の列に並び、申し訳なさで小さくなりながら、
会計を済ませ、そそくさとスーパーMをあとにしたのでありました。

“うす皮の中にバナナクリームがぎっしり詰まった
ボリューム感たっぷりのパンです。”
ごもっともっ!
と、思わず、ひざをぽんっ!と叩いて、
賞讃したい思いであります。
確かに、“ボリューム感たっぷり”なさまが、
生地の重みから、ひしひしと伝わってきます。
店頭で、この“薄皮バナナクリームパン”を見て、
さっと、持ち上げたとき、
(うわっ、重っ!)
と感じたとこは、確かです。
いままで、“薄皮シリーズ”は、
“桜あんぱん”、
“宇治抹茶あんぱん”、
“カフェオレクリームパン”、
“うぐいすあんぱん”
を頂きましたが、中でも、“カフェオレ”は、
この“バナナ”同様、ずっしりヘビーだったと記憶しています。
“薄皮”と云うと、その名の通り、
生地が薄いのですが、いささか、
薄さに挑戦し過ぎではなかろうかと、不満があることは、
否めません。
ヤマザキさんの、薄皮へのあくなき挑戦は、
生地の様からよく伝わってくるのですが、
やはり、菓子パンと云うのは、生地があってこそ、
成立するのであって、その生地を排除せんとする行為は、
いささか、無粋と云えるのではないでしょうか。
とくに、“カフェオレ”を頂いたとき、
あまりの生地の存在感のなさに、
「クララのバカッ!意気地なしっ!!」
と、ハイジもつい、声を荒げて、泣き出してしまいました。
あっ。
クララ、じゃなく、生地だった。
さて、初夏を迎えて、続々と(?)、
バナナの菓子パンが登場するようになりました。
いまやもう、バナナは1年中手に入る果物なので、
あまり、季節感と云うものを感じませんが、
バナナのねっとり、甘ったるっぷりには、
夏にはあまり、登場して頂きたくないと云うのが、
独身の本音であります。
真冬の“チューブ”に、違和感を感じるように、
夏のバナナもまた、多少の違和感を感じるってもんです。
♪あ〜〜〜〜っ!な〜つ(夏)バナナ〜ッ!
ちょいと、甘〜い、ね〜っとり、臭〜い、
クドい、ベイベ〜〜ェッ♪
夏休みには、よくお祭りでチョコバナナを頂いたものです。

生地は、と〜ってもぶにぶにしています!
生地に軽く触れただけで、
そこからクリームのぶにぶにっぷりが、
ガンガン伝わってきます!
かなり、菓子パン界で、ぶいぶい云わせているようです。
♪ちっちゃい生地でも、ぶいぶいで〜、
重量、ヘビーと呼ばれたよ〜、
ぺっとり、生〜地のぺとぺとが〜、
触〜れる指みなっ、ぺとぺとさ〜♪
あっあ。
わかってくれとは、云わないが、
そんなに、生地が悪く、はありません。
ぺとぺと生〜地の、子守唄、でもありません(?)。
生地に触れると、少々、ぺっとりとしています。
下の透明トレイ(?)から取り出そうとすると、
生地がトレイにぺっとりと引っ付いているので、
なかなか、取り出すことが困難です。
♪ど〜んな〜に、ぺとぺとで〜、
取れなく〜ても〜、引〜っ張ることさ〜、
か〜な〜ら〜ず、最後に人が勝つ〜♪
生地を頂いてみると、
すんごい、むんにむにですっ!
いわゆる、マジでもちもち5秒前、状態です!
生地を半分にちぎると、
下の、生地の白い部分が、
ぴよ〜〜んと、よく伸びます!
もうこれは、“じゃんけんぴょんっ!”といい勝負です(?)。
♪生地が、ぴよ〜〜んと、伸びるのだぴょ〜〜ん♪
これには、ぱっぱっぱっぱ、踊ろう、騒ごう、
ってもんです!
どうやら、“意気地なし”と云われ、
クララが根性で立ち上がったように、
この生地も、意地でねばりを見せてくれたようです。
お味は、ほんのりとした甘味があります。
表面が香ばしく焼けているのですが、
お焦げの香ばしさと云うのは、皆無です。
これは、高温でガッ!と焼いたのではなく、
低音で、じっくりゆっくり、焼かれた様が、
甘味からよく伝わってきます。
(勝手な分析。)

生地にナイフを入れて、ぱかっと開いてみると、
バナナクリームが、ぶよ〜んっと垂れる寸前です。
しかし、決してクリームが落下することは、ありません。
なぜなら、クリームはそう易々と、
引力に負けるような根性ナシでは、ないからです。
ど根性クリーム、です。
クリームは、と〜〜ってもねっとり、もったりとしていて、
ぶるんぶるんの、弾けんばかりの、超弾力系クリームです!
♪このごろ、流行のバナナのパン、
クリームもったり、ぶるぶるパン、
こっちを食べなよ、バナナ〜、
だ〜って、ねっとり、だって弾力なんだも〜ん♪
この、超弾力系クリームの様を確かめる方法として、
生地の上下から、ぶいぶい押してみると云う手があります。
まず、親指を生地の下、そしてひと指し指、
もしくは中指を生地の上にして、生地を持ちます。
そして、指をクリームに向かって、
そっと、ぶいぶい押してみます。
そうすると、クリームがぶにん、ぶにんと、
生地から溢れる、と思いきや、
指のちからを緩めた瞬間、クリームは元の低位置に戻ります。
クリームから、“ぶにんっ”と音がしてきそうです。
つまり、上下からプッシュしても、
クリームは溢れることなく、生地の中に収まり続けるのです!
これは、すごい画期的な実験です(?)。
北のテ○ド○は、発射実験が行なわれそうな雰囲気ですが、
このクリームの実験は、菓子パン業界における、
必要不可欠なことなのです。
ご了承ください。

さて、弾力に驚愕したところで、クリームのお味ですが、
バナナ風味が先制、かと思いきや、まず得点を決めたのが、
たまご(おそらく)の、まろやか風味です。
このたまごのふんわりとした風味が、
バナナ臭さを消しているように思えます。
さらに、濃厚なミルク(もしくは生クリーム?)が、
たまごと強力タックを組んで、バナナ臭さを防御しています。
とってもクリーミーで、コクがあります!
両者のナイスディフェンスで、
バナナがまろやかになっています。
バナナと云うと、ねっとりの食感に加え、
表面のしゃりしゃりと、びろ〜んと張り付いている、
あの、苦い“ひも”が、バナナ臭さに拍車をかけています。
しかし、このクリームに至っては、
そんなバナナのマイナス要素は、一切ありません。
いい意味で、バナナは2番手に甘んじています。
いや、3番手、、?
バナナメインと云うより、
クリームwithバナナ、と云った感じです。
○○ with t.komuroのようなものです。
一見、いちばん目立っているような感のある、t.komuroですが、
あくまで彼は、プロデューサーと云う、裏方的存在なのです。
そんな感じで、バナナも、一見メインのようですが、
実は、クリームをプロデュースしている、t.komuroだったのです。
(いや、バナナです。)
しかし、それでいいのです。
バナナのような、くせのあるお味のものは、
いわゆる、コバンザメでいいのです。
このバナナクリームの場合、
たまごとミルクにコバンザメしていますすが、
3者の関係は、とっても友好的です!
まるで、亀田3兄弟の如く、仲良しです!
そして、その3兄弟クリームを支えているのが、
父である、生地です。
亀田兄弟の父は、いささか目立っている感がありますが、
この生地は、そっと、クリームの陰から見守っているようです。
“カフェオレ”の場合、ほとんど生地の存在感がありませんでしたが、
この“バナナ”の場合は、ちゃんと生地を感じることが出来ます!
最後は、やはりメインであるクリームが勝ちますが、
途中まで、しっかり生地はクリームを見守って、
そして、クリームのミルク、たまご、バナナの融和関係に納得したところで、
生地はそっと、お口から存在を消すのです。
なんて、うつくしい親子愛なのでしょう!
ジャイアンツ愛より、強い絆を感じさせられますっ!
これなら、菓子パンの世界チャンピオンも、
夢ではないでしょう!
「5ラウンド、TKやっ!」
う〜ん、流石に、5個いっぺんは、
量が多過ぎて、食べられません。
購入価格:122円。
栄養成分表示:なし。
【オススメ度:★★★★☆(4.5)】
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コメント
わたしは つい全部口の中に・・・・・・。
Posted by みゅう at 2006.06.20 16:15 | edit
いつも拝見させていただいてます!
薄皮ばなな!ぜひ食べてみたいですー★
私の家は関西なのですが、売ってるんでしょうか(悲)!うーん、今のとこ見た事ありません。ちなみにカフェオレも見た事ないです。これからも楽しみにしています
Posted by かなぴー at 2006.06.20 20:49 | edit
しっとり”して 大好きです(*^_^*)
Posted by もも at 2006.06.20 23:57 | edit
お返事が遅くなりましてすみませんっ。
わたしはたいてい、お昼ごはんと一緒に菓子パンを頂くので、
5個入りの薄皮は全部食べきれないんです、、。
でも、パンだけだったら、全部食べてしまうと思います。
結構な食いしん坊なんで、、。
Posted by kr→みゅうさんへ。 at 2006.10.13 10:20 | edit
いつもブログをご覧頂いてありがとうございますっ。
お返事が遅くなってすみません、、。
4ヶ月近く経ちますが、関西でもバナナとカフェオレは見つかりましたか?
Posted by kr→かなぴーさんへ。 at 2006.10.13 10:28 | edit
こんにちは!
お返事が遅くなってすみません、、。
ももさんも、このバナナを食べられましたか?
しっとりむちむちで、おいしいですよね!
Posted by kr→ももさんへ。 at 2006.10.13 10:30 | edit