Pasco--もちっと。梅。
(嗚呼っ、なんでこんなときに限って、
出逢ってしまったのかっ、、!!)
静岡と云う街に、たいそう、菓子パン、
とくに、のっぽパン好きの、独身おんなが、おりました。
独身さんは、毎日紫外線と戦いながらも、
大好きな菓子パンのために、せっせと毎日野良仕事、
ではなく、菓子パン巡りの旅に、出ておりました。
この日、Fと云うスーパーの、菓子パン2割引日だったため、
独身さんは、いつものように、Fへと、勇んで買い物へ行ったのであります。
お店に入り、菓子パンコーナーへ着くと、
そこには、独身さんのお気に入り、Pascoの“もちっと。シリーズ”の新作、
“梅”が、菓子パンの棚とは別に、籠に入れられていたのです。
(おうっ!“もちっと。”の新作だ〜。
しかも、“梅”って、どんなんだろ〜。)
梅の蒸しパンと云う、はじめて見る光景に、
独身さんのワクワク度は、急上昇です。
“もちっと。梅”を手にとり、レジで支払いを済ませ、
持参した保冷バッグに、お店入口にある無料の氷を入れ、
これで32度の炎天下対策バッチシッ!
と気合を入れたところで、帰宅、ではなく、
この日は、独身さんは他にも買いたいものがあったので、
愛チャリを100円ショップへ、向かわせたのでありました。
100ショップへ入り、お目当ての雑貨を探すものの、
残念ながら、そのものは置かれていませんでした。
ここで、ふつうならそのままお店をあとにするのですが、
そうはいかないのが、独身さんです。
“もちっと。梅”を購入したばかりと云うに、
独身さんは、この100円ショップの菓子パンコーナーにも、
ふらっと足を向けたのであります。
これが、独身さんの不幸のはじまりだとは、
誰か予測していたことでしょう。
なんと、そこには、、、。
以前から、ずっと、独身さんが探し求めていた、
ヤマザキの“コーヒー牛乳蒸しパン”があったのですっ、、。
(嗚呼っ、なんでこんなときに限って、
出逢ってしまったのかっ、、!!)
ここで逢ったが1ヶ月目、です。
先月辺りから、ずっと探していた、
“コーヒー牛乳蒸しパン”です。
ほんとうなら、独身さんはこの出逢いに狂喜乱舞し、
即、購入をしていたことでしょう。
しかし、哀しいことに、それが出来なかったのです。
なぜなら、すでにFで、菓子パン2つを、
購入していたからであります。
独身さんは、
“真夏の菓子パンの購入は、1度に2個まで”、
と云う、確固たるマニフェストを掲げているため、
この公約を安易に破るわけには、いかないのです。
しかし、最近はすっかり忘れていたものの、
ずっと食べたいと思っていた蒸しパンが、
いまそこに、目の前にあるのです。
(嗚呼、買ってしまおうか、、。
で、でもっ、このままでは、今日購入したいずれかの菓子パンを、
消費期限ギリギリに頂くことになってしまうっ、、!)
真夏の菓子パンを、消費期限日に頂くと云う行為は、
すなわち、菓子パンをフェアに分析することの妨げとなるのです。
“プロ中のプロ”である、“もの云う菓子パン好き”として、
やはり、ベストの状態の菓子パンを頂かなければ、
菓子パン製造メーカーの株主さまに、多大なる迷惑がかかるってもんです(?)。
これを、
「買っちゃった、と云えば、買っちゃったんですよ〜ぉ。」
などと、まるで“プロ”の発言とは思えないことを、
さらっと云ってしまうわけには、いかないのであります。
と云う、さまざまな葛藤に苦しみ、結果、
独身さんは、この日、“コーヒー牛乳蒸しパン”の購入を諦めたとさっ、、。
めでたし、めでた、、、くない、、、。
明日にでも、また、買いに行こうと、
硬く決意した、独身さんで、ありました、、。

“もちっとした梅風味の蒸しパンです。”
と云うわけで、“もちもち”の菓子パンが大好きな、
Pascoさんの定番、“もちっと。シリーズ”の梅です。
いままで、“もちっと。シリーズ”は、
“もちっと。春の香り”、
“もちっと。よもぎ”、
を頂きました。
“もちっと”を謳った菓子パンや蒸しパンは数多あれど、
この“もちっと。シリーズ”ほど、もちもちに忠実な蒸しパンは、
おそらくないと思われます。
このシリーズには、Pascoさんの、もちっと好きのパッションが、
すべて詰まった、快心の作品と云えましょう。
この独身も、もちもちの食感の食べ物は大好きですが、
流石に、Pascoさんのパッションには、かないません。
♪もっちもち、生地よ〜、パッスコさん〜、
ど〜して、そんなに、もっちもちか〜♪
そんなこと、カメ、ではなく、
Pascoさんに訊ねたって、分かりはしませんよっ。
なぜなら、好きと云う感情は本能であり、
理屈では説明出来ないことなのであります。
そこのところを、ど〜っしても知りたいと云う、
好奇心旺盛のかたは、是非、“パスコお客さま相談室”へ、
お問い合わせください。
さて、今回の新作は“梅”です。
梅と云うと、梅酒くらいしか頂かないので、
蒸しパンとなると、一体どんな仕上がりになるのか、
気になるってもんです。
“ワハハ本舗の、梅ちゃん”みたいに、
鼻から豆鉄砲、みたいなお味だったら、どうしましょう、、。
そう云えば、幼少のころ、
お豆を鼻に突っ込んで、取れなくなったことがあります、、。
そのとき、梅ちゃんの“技”を知っていれば、
自力でお豆を放出させることが出来たのですが、、、。
思わず、梅ちゃんネタで、己の恥辱の記憶を取り出してしまいましたが、
早速、生地のほうを、取り出してみましょう。
まず、生地に触れてみると、
もう、すんごいっ、ぐにんぐにん、ぶにんぶにん、ですっ、、!
流石、菓子パン業界で“ぶいぶい”云わせている、
“もちっと。”だけありますっ。
生地の先端を持ち上げると、生地が“あの技”披露します。
それは、、。
“イナバウアー”、ですっ!
持ち上げた瞬間、ぶっに〜んと、生地が反り返ります。
これこそ、世界中を魅了した、“イナバウアー”です。
ちなみに、“バウアーBauer”とは、“農民”と云う意味です。
そんな、誰しもが、いちどは挑戦してみたであろう、
魅惑の美技、イナバウアーを見せてくれた生地ですが、
感動的な、技の余韻があったわけではなく、
指の先を見ると、そこには、“生地の余韻”があったわけで、、。
生地は、非常にぺっとんぺっとん、なので、
うかつに触れようものなら、生地のぺとぺとを喰らうのです。
♪生っ地〜に、隠れて、生きるっ、
オレたち、も〜っち〜り生地、なのさっ♪
ベロ、ベム、ぺト(?)、です。
妖怪人間が、闇に隠れて生きることが運命ならば、
“もちっと。”は、触れた者をみな、ぺっとりさせる、
と云う、悲運の持ち主なので、あります。
しかし、そんなぺっとりすら、
まるごと受け入れてしまうのが、この独身です。
なぜなら、ぺっとりを含めて、
“もっちり。”なのだから、、(?)。
生地からは、梅の“つん”とする、酸っぱい香りが、
ほのかに漂ってきます。
やはり、夏には、こういう“つん”とした、
刺激系の風味や香りが似合うってもんです。
秀樹もさぞ、感激していることでしょう。
バーモント、ではなく、生地を頂いてみると、
もんの凄い、もっちもち、ぷにぷにですっ!
お口の中で、生地が弾けんばかりに、
ぶいぶい踊っています。
♪ダ〜ンス、ダ〜ンス、ダ〜ンス、ダ〜ンスほ〜ど、
夢〜中〜、にな〜れな〜い、な〜んてねっ(は〜、どっこいっ)、
さ〜み〜し〜い〜っ♪
いやっ、この弾力ほど、夢中になれなくとも、
ちっともさみしくは、ありません。
すでに独身のこころは、♪バ〜ニンッハ〜ッ(burning heart)♪、
でありますっ。
生地は、しばらくお口の中でぶいぶい云わせたあと、
もぐもぐによって、生地がなめらかになっていきます。
もちもちだって、そう長くはもちもちでいられません。
少年隊だって、
いつまでも“少年”でいられるわけでは、ありません。
♪生っ地だっけに〜、あっあ〜、生っ地だっけに〜、
あっあ〜、めぐり逢う〜、ために〜♪
おいしい生地にめぐり逢うため、
日々、南船北馬のごとく、店頭めぐりをしている、
独身であります。

梅の風味ですが、もっとじゅわっとくる青梅を想像していたのですが、
この独身、いわゆる妄想族でして、いささか、
いい風に、梅のお味を想像し過ぎていたようです、、。
生地は甘くても、現実はそう、
甘いものでは、ありません。
梅風味の実態は、“ほんのり”です、、。
まずはじめに、梅の風味がすると思いきや、
生地のお味がします。
白玉のような、“もちもちのお味”と、生地の甘味がしたあと、
遅れて梅風味がやってきます。
どうやら、梅と生地の関係は、
生地が上司で梅が部下、のようです、、。
凄い、上下関係です、、。
ほんらい、上司であるはずの梅が、
いつの間にか、降格されています。
JALのごとく、内部から退陣要求でも出たのでしょうか、、。
それとも、あまりにも弱腰の梅に、
生地の堪忍袋の緒が切れたのでしょうか、、。
この“もちっと。梅”の中で、
どんな内部紛争があったのか、知り由はありません。
お口の中で、生地のお味と甘味しかしない、
と云うのも、なんともむなしいことであります、、。
(あ、あれ、、。
梅が、遅れて、やってくるよ、、。)
昨今の衛星中継だって、
もう少しタイムラグが少ないってもんです。
そんな、むなしさに打ちひしがれていると、
ようやっと、遠くのほうから、梅の風が、そよそよと、
吹いてきます。
♪梅 is blowing from the 遠〜く〜〜ぅ、
風味は微々〜ぃ、
好きな生地を〜喰らい、好きなお味の〜夢を見る〜、
あああ〜、ううう〜、あああ〜、ううう〜、
お口の〜中で、もぐもぐ、な〜さいっ♪
たま〜〜に、己のお口がもぐもぐしているときに、
ハッと、夢から覚めることが、あったりします、、。

10分ほど、冷凍庫で残り半分を冷やしてみました。
いささか、荒業かと思われますが、
蒸しパンを冷凍庫で冷やすと、とっても夏らしく、
さっぱりと頂けます。
生地は、ぐにんぐにんだったのが、
高速に冷やされたことで、ぐっと引き締まって、
ナイスマッチョメンになっています。
より、もちもち、ぶにぶにっぷりが、アップしていますっ。
生地にパクッと喰らいつくと、
まず、口唇がひんや〜りとします。
そして、お口の中でもぐもぐすると、
お口全体が、生地でひえひえになり、
もっちもちの、ねばりのあるひつこい食感なのに、
さっぱりと頂けるのです。
そして、肝心の梅風味ですが、、、、。
冷やしたところで、問題解決には、至っておりません。
もしかしたら、これが“梅”だとは知らないで食べた場合、
梅と気付く人は、少ないのかも、しれません、、。
そんな、“もちっと。梅”に、
「あたまを冷やせっ!」
と云っても、反省するわけではありません。
もう、ここまでくると、反省どころか、
逆ギレ?とも感じられます、、。
「なにさ、、。
まったく梅風味がしないわけじゃないんだから、
いいでしょっ!
少しでも、梅がするだけ、ありがたいと思いなさいよっ!」
流石にこの梅の逆ギレには、ワハハの梅ちゃんも、
ハトに豆鉄砲状態になることでしょう。
購入価格:84円。
栄養成分表示:なし。
【オススメ度:★★☆☆☆(2.5)】
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スレッドテーマ: 菓子パン,グルメ




junku(10/29)